こうすけの えびす参り
天気の良い休日。ついついお昼寝。zzzzz、、、、!
目覚めるともう15時をすぎているではありませんか。
あ~ぁ もったいないことをしたなぁ。絶好の行楽日和なのに。後悔しても時間は戻りません。
この時間から遠出も無理なので、西宮市内をぶらぶら散歩しましょうか。支度をして門をでるとご近所さんとばったり顔を合わせます。
こうすけ 「おはようございます。」
ご近所さん 「えっ? こんにちは、、、。」
こうすけさん、もう15時をすぎていますよ。「おはよう」はないんじゃないですか?いえいえ、こうすけさんはお昼寝から目覚めたばかりで寝ぼけているのであります。そんなこうすけさんが向かったのは阪神西宮駅。今日はえびす神社にお参りしましょう。

阪神西宮駅前のバス乗り場の近くに昔グリーンストアというショッピング施設があって、その中の「あしべ」という店の中華そばが美味しかったのをここに来る度に思い出します。阪神西宮駅は今では高架化されていますが、昔は地上駅で駅の南北の往来には改札内に入る必要がありました。そのため券売機の横に通行券なるものが無料で配られており、それを改札機に通して南北の移動をしたのでした。
高校生くらいになると悪知恵がはたらくヤツがいて、通行券をキセル乗車に利用すべく財布に大量に保有する不届き者もおりました。もちろんそれは違法行為!!そんなことを考える時間があったらセンター試験対策をしなさい!!もうこれも昔の話になりました。
駅の南には商店街があるのですが、アーケードも撤去されてさびしいです。阪神大震災発生時に止まったアーケードの時計がモニュメントとして展示されていますが、あれも20年も前の話になりました。商店街の中をイベントでミニSLが走っていたのはもっと昔の話です。
そんな商店街を昔を思い出しながらぶらぶらしておりますと、2階に素敵なガラス細工の窓のある呉服店があります。店の御主人に話しを聞きますと夜になったら中の照明がつくのでキレイですよとのこと。一度夜に前を通ってみましょう。

また製麺所ではガラス蓋のあるケースにうどん玉やそば玉が並べられており、注文に応じて長いお箸でサッと取って紙につつむという昔ながらのスタイル。ビニール袋に入ったうどんよりもこちらの方が美味しいような気になります。
そして西宮神社の赤門に到着。毎年福男選びの際は多くの猛者であふれる場所です。最近はテレビ中継もあるようで全国的にも有名になりました。
福男レースの同じコースをのんびり歩くと南宮神社に至ります。南宮神社は西宮神社の境内にあるものの廣田神社の境外摂社で、社殿も廣田神社の方を向いています。なるほど、独特の風格がありますなぁ。
ここで参道は右に折れ本殿へ。本殿の両脇には神馬の像があるのですが、我が祖母の語り給いし話によりますと昔は本物の馬が居たとか。

本殿の西に小さな社殿が並んでいます。一つは百太夫神社。百太夫は人形操りで諸国を巡りえびす信仰を広めた傀儡師(くぐつし)の一族の祖神とされます。その人形操りは人形浄瑠璃のルーツとも言われているようです。
百太夫神社よりさらに小さな社殿は六甲山神社。社殿は六甲山の頂上に向かって建てられているのですが、その頂上とは現在の六甲最高峰ではなく、そのやや東に位置する石の宝殿です。石の宝殿では昔から雨乞いが行われたといいます。その石の宝殿は仁川、芦屋川、住吉川、船坂川の分水界にあたります。つまりここに雨が降るとどの地域も雨の恩恵を受けることになる訳。昔の人はなんだかの方法でそこが分水界にあたることを知っていたのでしょう。不思議なことです。

本殿の向かいには池があってそのほとりのお茶屋さんで休憩します。本日は神社でお祭りがあり普段にはない特別メニューのおでんなどがあります。おでんは5品で350円とのこと。
おいしそうではありますが、この時間に5品も食べると晩ごはんが食べられないかもしれません。ということでゆでたまご(60円)とビールを注文。ビールは言わずもがなエビスビールです。

昼寝して散歩してビール飲む。こんな怠惰な生活していていいのかとも思いますが、たまにはいいじゃないですか。えべっさんも笑って許してくださいますよ。
お茶屋では鯉のエサも売られていて、子供がエサやりに興じています。私が子供の頃は長い麩がエサでそれをちぎりながら池に投げて、飽きたら自ら食すスタイルだったのですが、今ではペットフードのような物になっています。今の子は自ら食すことができず本当にお気の毒です。
子供の頃エサやりに夢中になって池にドボンとはまったことがありました。
こうすけ 「昔、池にはまってここでお風呂に入れてもらったんですよ。」
お茶屋のおばちゃん 「そんな子供いっぱいいたね。五右衛門風呂沸かして、適当にそこらにあるもんに着替えさせたわ。」
そうでした、そうでした、五右衛門風呂でした。ド派手なシャツにお色直しもしました、しました。
久々に鯉にエサでもやるか。ほろ酔いの中年男性が鯉のエサやりに興じます。その姿たるや奇妙奇天烈摩訶不思議。奇異に感じているのは子供達だけでなく、鯉も何かを察して逃げていきます。
くそぉ~!!
エサやりに我を忘れると池にはまってしまいそう。もしここで池に落ちてド派手なシャツにお色直しして帰宅したら、ただごとでは済まないような予感がします。落ち着け、落ち着け。鯉のエサが麩であったならここで冷静にかじっているところでした。

お茶屋さんの定番メニューはみたらし団子やわらび餅、ちび鯛やきといった物ですが、前述の通り本日はお祭りのため特別メニューが並びます。何か家にお土産でも買って帰りましょうか。特別メニューの中で目を引いたのがスパゲテー300円。パスタなんて気取らないところがよろしい。しかもスパゲティーではないんですよ。力強くスパゲテー!すばらしい!!
こうして限定発売のスパゲテーを購入したのですが、おそらくこれは明日の恐妻弁当に入ることでしょう。恐妻弁当の恐妻弁当たる由縁はまた何かの折にお話しいたしましょう。

神社を出て北に歩くと阪神電車のガードをくぐったあたりに百太夫を祖神とする傀儡師の像があります。西宮から全国にえびす信仰を発信していた傀儡師。物事を伝えたり広めたりする手段も今では多岐に発達し便利になりました。そうなればますます問われるのは発信する内容。私達西宮市民が日本にいや世界に発信すべきものはなんだろう。まじめなことを考えれば考える程、これまでの自分が発信してきた内容を反省するのであります。
目覚めるともう15時をすぎているではありませんか。
あ~ぁ もったいないことをしたなぁ。絶好の行楽日和なのに。後悔しても時間は戻りません。
この時間から遠出も無理なので、西宮市内をぶらぶら散歩しましょうか。支度をして門をでるとご近所さんとばったり顔を合わせます。
こうすけ 「おはようございます。」
ご近所さん 「えっ? こんにちは、、、。」
こうすけさん、もう15時をすぎていますよ。「おはよう」はないんじゃないですか?いえいえ、こうすけさんはお昼寝から目覚めたばかりで寝ぼけているのであります。そんなこうすけさんが向かったのは阪神西宮駅。今日はえびす神社にお参りしましょう。

阪神西宮駅前のバス乗り場の近くに昔グリーンストアというショッピング施設があって、その中の「あしべ」という店の中華そばが美味しかったのをここに来る度に思い出します。阪神西宮駅は今では高架化されていますが、昔は地上駅で駅の南北の往来には改札内に入る必要がありました。そのため券売機の横に通行券なるものが無料で配られており、それを改札機に通して南北の移動をしたのでした。
高校生くらいになると悪知恵がはたらくヤツがいて、通行券をキセル乗車に利用すべく財布に大量に保有する不届き者もおりました。もちろんそれは違法行為!!そんなことを考える時間があったらセンター試験対策をしなさい!!もうこれも昔の話になりました。
駅の南には商店街があるのですが、アーケードも撤去されてさびしいです。阪神大震災発生時に止まったアーケードの時計がモニュメントとして展示されていますが、あれも20年も前の話になりました。商店街の中をイベントでミニSLが走っていたのはもっと昔の話です。
そんな商店街を昔を思い出しながらぶらぶらしておりますと、2階に素敵なガラス細工の窓のある呉服店があります。店の御主人に話しを聞きますと夜になったら中の照明がつくのでキレイですよとのこと。一度夜に前を通ってみましょう。

また製麺所ではガラス蓋のあるケースにうどん玉やそば玉が並べられており、注文に応じて長いお箸でサッと取って紙につつむという昔ながらのスタイル。ビニール袋に入ったうどんよりもこちらの方が美味しいような気になります。

そして西宮神社の赤門に到着。毎年福男選びの際は多くの猛者であふれる場所です。最近はテレビ中継もあるようで全国的にも有名になりました。

福男レースの同じコースをのんびり歩くと南宮神社に至ります。南宮神社は西宮神社の境内にあるものの廣田神社の境外摂社で、社殿も廣田神社の方を向いています。なるほど、独特の風格がありますなぁ。
ここで参道は右に折れ本殿へ。本殿の両脇には神馬の像があるのですが、我が祖母の語り給いし話によりますと昔は本物の馬が居たとか。

本殿の西に小さな社殿が並んでいます。一つは百太夫神社。百太夫は人形操りで諸国を巡りえびす信仰を広めた傀儡師(くぐつし)の一族の祖神とされます。その人形操りは人形浄瑠璃のルーツとも言われているようです。
百太夫神社よりさらに小さな社殿は六甲山神社。社殿は六甲山の頂上に向かって建てられているのですが、その頂上とは現在の六甲最高峰ではなく、そのやや東に位置する石の宝殿です。石の宝殿では昔から雨乞いが行われたといいます。その石の宝殿は仁川、芦屋川、住吉川、船坂川の分水界にあたります。つまりここに雨が降るとどの地域も雨の恩恵を受けることになる訳。昔の人はなんだかの方法でそこが分水界にあたることを知っていたのでしょう。不思議なことです。

本殿の向かいには池があってそのほとりのお茶屋さんで休憩します。本日は神社でお祭りがあり普段にはない特別メニューのおでんなどがあります。おでんは5品で350円とのこと。
おいしそうではありますが、この時間に5品も食べると晩ごはんが食べられないかもしれません。ということでゆでたまご(60円)とビールを注文。ビールは言わずもがなエビスビールです。

昼寝して散歩してビール飲む。こんな怠惰な生活していていいのかとも思いますが、たまにはいいじゃないですか。えべっさんも笑って許してくださいますよ。
お茶屋では鯉のエサも売られていて、子供がエサやりに興じています。私が子供の頃は長い麩がエサでそれをちぎりながら池に投げて、飽きたら自ら食すスタイルだったのですが、今ではペットフードのような物になっています。今の子は自ら食すことができず本当にお気の毒です。
子供の頃エサやりに夢中になって池にドボンとはまったことがありました。
こうすけ 「昔、池にはまってここでお風呂に入れてもらったんですよ。」
お茶屋のおばちゃん 「そんな子供いっぱいいたね。五右衛門風呂沸かして、適当にそこらにあるもんに着替えさせたわ。」
そうでした、そうでした、五右衛門風呂でした。ド派手なシャツにお色直しもしました、しました。
久々に鯉にエサでもやるか。ほろ酔いの中年男性が鯉のエサやりに興じます。その姿たるや奇妙奇天烈摩訶不思議。奇異に感じているのは子供達だけでなく、鯉も何かを察して逃げていきます。
くそぉ~!!
エサやりに我を忘れると池にはまってしまいそう。もしここで池に落ちてド派手なシャツにお色直しして帰宅したら、ただごとでは済まないような予感がします。落ち着け、落ち着け。鯉のエサが麩であったならここで冷静にかじっているところでした。

お茶屋さんの定番メニューはみたらし団子やわらび餅、ちび鯛やきといった物ですが、前述の通り本日はお祭りのため特別メニューが並びます。何か家にお土産でも買って帰りましょうか。特別メニューの中で目を引いたのがスパゲテー300円。パスタなんて気取らないところがよろしい。しかもスパゲティーではないんですよ。力強くスパゲテー!すばらしい!!
こうして限定発売のスパゲテーを購入したのですが、おそらくこれは明日の恐妻弁当に入ることでしょう。恐妻弁当の恐妻弁当たる由縁はまた何かの折にお話しいたしましょう。

神社を出て北に歩くと阪神電車のガードをくぐったあたりに百太夫を祖神とする傀儡師の像があります。西宮から全国にえびす信仰を発信していた傀儡師。物事を伝えたり広めたりする手段も今では多岐に発達し便利になりました。そうなればますます問われるのは発信する内容。私達西宮市民が日本にいや世界に発信すべきものはなんだろう。まじめなことを考えれば考える程、これまでの自分が発信してきた内容を反省するのであります。

by nishinomiyacci
| 2014-09-24 20:47